自宅介護で必要なものって?何から準備する?

自宅介護を行う場合、患者が快適かつ安全に生活できるように、必要なアイテムがあります。

突然自宅介護が始まると、何から準備すればいいか迷うもの。

今回は自宅介護で必要なものについておススメをご紹介します。

また、それぞれのアイテムの選び方や設置方法についても説明します。

患者に合ったアイテムを選び、安全かつ少しでも快適な自宅介護を実現しましょう。

自宅介護で必要なものは何?

自宅介護を行う場合に必要なものを5つ挙げます。

  1. 車椅子
  2. スロープ
  3. ベッドレール
  4. 介護用品
  5. 滑り止めシート

それぞれ解説していきます。

車椅子

今は車いすまでは必要な状況ではないと思っていても、いずれ必要な時が来るでしょう。

車椅子の選び方は、患者の状態使用目的移動する場所など様々な要素によって異なるので、調べておきましょう。

まず、患者の身体的な状態に合わせて車椅子の種類を選ぶ必要があります。

移動能力がある方であれば、軽量で操作性の良い車椅子がおすすめです。

一方、全身に障害がある方や、車椅子を長時間使用する場合は、座り心地体圧分散性に優れた車椅子をえらびましょう。

また、使用目的によっても車椅子の種類が異なります。

屋内専用の車椅子や、屋外でも使用できるオールラウンドタイプアウトドア用の車椅子などがあります。

使用環境に合わせて選ぶことが大切です。

さらに、移動する場所によっても車椅子の種類が異なります。

例えば、電車やバス、エレベーターなどの公共交通機関を利用する場合は、折りたたみ式の車椅子が便利です。

一方、車椅子で長距離移動する場合は、車輪の大きな車椅子が快適です。

車椅子の選び方には様々な要素があります。

動かす介護者が扱いやすいものを選ぶこともお勧めです。

レンタルできるのか?購入するのか?等、利用者の介護状況によって検討してみましょう。

スロープ

自宅で利用する場合、スロープを設置する場所は、主に玄関ベランダ部屋と部屋の間などが挙げられます。

これらの場所では、段差があるため車椅子などの移動が困難になることが多いです。

スロープを設置することで、安全に移動できるようになるでしょう。

また、高齢者や足腰の弱い方にとっても、スロープは重要なアイテムとなります。

介護する側も重たい車いすを移動させる際にスロープは便利です。

自宅でスロープを設置する場合は、玄関やベランダの形状や高さ、使い勝手などを考慮して設計する必要があります。

スロープの斜度は1:12から1:20の範囲が適切とされています。

また、スロープの長さは、段差の高さや斜度に応じて設定されます。

スロープの幅は、車椅子が通行できるだけの広さがあることが必要です。

材質については、滑り止め性が高く、耐久性に優れたものが適しています。

自宅でスロープを設置する場合は、DIYで行うこともできますが、設計や施工には専門知識が必要です。

専門業者に依頼することで、安全かつ確実にスロープを設置することができます。

設置費用は、スロープの長さや材質、施工業者によって異なりますが、自宅で利用する場合は、比較的低コストで設置することが出来る場合がありますので調べてみましょう。

ベッドレール

ベッドレールは、ベッドに取り付けられ、患者が寝ている間にベッドから転落しないようにするためのアイテムです。通常、金属製またはプラスチック製で、ベッドに取り付けられます。

ベッドレールは、高さ調節が可能で、患者の身体に合わせて調整することができます。

ベッドレールを自分で設置することもできますが、ベッドの種類やベッドレールの種類によって異なります。

自分で設置する場合は、ベッドレールを取り付けるための穴があるかどうか、ベッドのフレームが十分に強固であるかどうかを確認する必要があります。

また、ベッドレールの取り付け方法によっても異なりますが、通常は、ベッドにネジで取り付ける方法が一般的です。

専門家による設置費用は、場所や設置方法によって異なりますが、自分で設置するよりも、安全かつ確実に設置することができるでしょう。

ベッドレールの相場は、素材サイズ調整機能の有無取り付け方法などによって異なります。

一般的には、金属製のシンプルなタイプであれば、数万円で設置できるでしょう。

専門業者による設置費用を含めると、数万円程度になる場合があります。

近年では、ベッドの横に置くタイプの再度レールもあり、数千円で購入できるものもあるので検討してみましょう。

介護用品

自宅介護に必要なアイテムは、患者の状態や介護のレベルに応じて異なりますが、以下のようなものが挙げられます。

  1. トイレ用品 – トイレ用の手すりや便座上げ器、おむつ、紙おむつ、おむつ交換パッドなど
  2. 食事用品 – 食事用のカップや食器、ストロー、スプーン、フォーク、ナイフ、おたま、エプロン、ウェットティッシュなど
  3. 入浴用品 – 入浴用の手すり、スツール、シャワーチェア、浴槽台、バスマットなど
  4. 安全用品 – 火災報知器、消火器、非常用照明、手摺、GPS、名札など

これらのアイテムは、患者の安全と快適な生活をサポートするために必要です。

本人が使いやすいモノや、介護者が介助しやすいモノを選びましょう。

おしりふきや、おしぼり、包帯、タオルなども多めにあると便利です。

また、介護用品はベビーグッズでも代用ができるという声もあります。

介護は毎日続くもの。

少しでも気持ちが楽になるアイテムを使いましょう。

滑り止めシート

滑り止めシートは、自宅介護において重要なアイテムの一つです。

介護する患者が高齢者や足腰の弱い方である場合、転倒する危険性が高まります

そのため、ベッドや椅子に敷くことで、滑りを防止し、より安全な環境を作ることができるでしょう。

また、滑り止めシートは、患者が移動する際の助けとなり、介護者の負担を軽減することができます。

階段や浴室での転倒は本当に恐ろしいものです。

時には自分よりも重たい大人を抱えなければなりません。

滑り止めシートを活用することで、ひやりとする気分を軽減させましょう。

滑り止めシートは、医療用具店介護用品店で購入することができます。

種類によっては自宅で簡単にカットすることができるため、必要なサイズに合わせてカットしましょう。

滑り止めシートは、耐久性があり、洗濯機で洗うことができるものが多く、清潔に保つことができます。

さらに、滑り止めシートは、患者が車椅子や歩行器を使用する場合にも役立ちます。

車椅子のタイヤがスムーズに動くことができ、歩行器が滑りにくくなるためです。

介護者が患者を介助する際にも、滑り止めシートがあれば、患者を安全に移動させることができるでしょう。

その他に自宅介護に必要なものは?

自宅介護には必要な物品だけではなく、情報も必要です。

例えば

・介護保険サービスについて

・介護保険の内容や補助の申請方法

・介護サービスの検討

・あなた以外に頼れる人や場所があるか?

・介護費用

これらは介護するうえで必ず必要になるものです。

自宅介護は24時間365日続く為、自分一人の力だけでは足りなくなる場合も。

上手くサービスを活用できるように調べておく必要があるでしょう。

突然の介護に慌てないために

要介護になってからでは、準備が間に合わない。

経済的な負担や精神的ショックも大きいものです。

こんなはずじゃなかったと悩んでいませんか?

今からでも、進行を穏やかにする、対策をしながら準備していくことで、負担を軽くしていきましょう。

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まとめ

自宅介護は突然始まるもの。

自宅介護で必要なものは様々です。

いざと言う時に慌てないためにも、介護に必要なものを調べて対策を立てておきましょう。

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